David Blecken
2017年3月02日

「プレミアムフライデー」を逆手に取る、ドミノ・ピザ

政府の肝いりで始められたものの、多くの賛意を得ているとは言い難いプレミアムフライデー。その実態を、ドミノ・ピザは巧みに突ついて見せた。

「プレミアムフライデー」を逆手に取る、ドミノ・ピザ

先週始まったプレミアムフライデーに合わせ、ドミノ・ピザはユーモアたっぷりのキャンペーンを発表した。金曜日の午後も仕事を早めに切り上げられない人たちを対象とした、題して「アンニュイマンデー(憂鬱な月曜日)」。

2月27日(月)にスタートしたこのキャンペーン、プレミアムフライデー明けの月曜日は特定の商品を割り引いて提供するというもの。

ドミノ・ピザジャパンのマーケティング責任者である富永朋信氏によれば、キャンペーンの期限は特に決めておらず、「プレミアムフライデーが人々の話題を呼んでいる限り続けていく」という。

「プレミアムフライデーにはほとんどの企業が前向きな対応をすると予想していたので、他の日に別のことを仕かければ大きな関心を呼ぶと考えたのです」と同氏。目論見は成功したようで、このキャンペーンに関するツィッターの拡散はこれまで10,000件を上回り、ピザに関するつぶやきの95%を占めたという。

目下、プレミアムフライデーへの評価は大きく分かれている。政府はワークライフバランスの向上を意図したが、国民の多くにとって金曜日の「早帰り」は敷居が高く、現実離れした消費刺激策と見ているのが現状だ。

Campaignの視点:
絶妙なブランディングの好例だろう。もちろんその効果は売り上げで評価されるのだが、タイムリーな話題をブランドと直結させ、しかも軽妙さを加味した試みは賞賛に値する。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳:岡田藤郎 編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

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