Ryoko Tasaki
2017年10月06日

電通の違法残業に罰金50万円の判決

業界内外に大きな影響を与えた違法残業事件について、判決が言い渡された。

電通の違法残業に罰金50万円の判決

東京簡易裁判所は10月6日、社員に違法な残業をさせたとして、検察側の求刑通り、電通に罰金50万円の判決を言い渡した。

2015年末に新入社員の高橋まつりさんが過労自殺した件で、東京地方検察庁は7月に労働基準法違反の罪で略式起訴。しかし東京簡易裁判所はこれを「不相当」と判断し、正式裁判が9月より行われていた。

裁判官は、同社内で長時間労働が常態化していたことの刑事責任の重さを批判。一方で、同社が残業禁止などの再発防止策に取り組んでいることついては評価した。

(文:田崎亮子)

提供:
Campaign Japan

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