David Blecken
2017年8月10日

電通、2017年の業績予想を下方修正

クライアントのマーケティング予算の見直しが顕著、と電通はその要因を語る。

電通、2017年の業績予想を下方修正

電通は2017年12月期(2017年1月1日〜12月31日)の業績予想を修正し、収益が455億円、営業利益は150億円の減額になると発表した。

収益は前回発表予想が9785億円であったのに対し、今回の修正予想は9330億円。

営業利益は前回の1515億円から1365億円に減じた。その一方で純利益は若干増額し、866億円から868億円に。

同社は声明の中で、下方修正の要因は消費財メーカーなど大手クライアントを中心に「グローバルレベルでマーケティング予算を見直す動きが顕著」になったためと説明。これは特に「海外ビジネスでの売上総利益に影響を与えるだろう」とも述べている。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

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