Brittany Kiefer
2021年1月26日

ミツカン、「日本人の長寿」でOSUをアピール

アップルサイダービネガー(リンゴ酢)ブランド「OSU」を英国で展開するミツカン。ソーシャルメディア用の新たなキャンペーンに、日本人の超高齢者を起用した。

ミツカンは今回のキャンペーンに、「アップルサイダーの分野で過去最大の予算」(ミツカン・ユーロのセールス・アンド・マーケティング・ディレクター、ブライアン・キャロル氏)を割り当てた。

動画でフィーチュアされるのは、3人の90歳代の日本人。ファッショナブルに装い、日本の街中で躍動する姿をアップビートのジャズにのせて描く。動画の終わりには、「リンゴ酢 −− 日本人が生涯大切にする伝統」というメッセージ。長寿で知られる日本人の活力の源であることをアピールする。 

OSUは昨年、グレートテイストアワード(Great Taste Awards、英国の高級食品小売組合が主催する食品の国際コンテスト)で最高評価の3つ星を獲得。ヘルシーさに加え、「日本の伝統・文化を踏襲するモダンなライフスタイルブランド」のイメージで製品のさらなる認知を狙う。

制作を手がけたのは、英国の公共テレビ局チャンネル4の前CEOデイビッド・エイブラハム氏が設立したクリエイティブカンパニー「ワンダーフッドスタジオ(Wonderhood Studios)」。東京ではプロダクションカンパニー「カッターズスタジオ(Cutters Studios Tokyo)」が協働した。ミツカンは昨年から、ワンダーフッドスタジオのクライアント。

制作を担当したワンダーフッドスタジオのアズ・ドゥショー、フィル・ルブランの両氏は以下のようにコメント。「日本の高齢者の方々をキャンペーンに使う案は昨年から温めていました。近年のファッション界では、年齢の多様性がトレンド。ヴォーグ誌の表紙を熟年の女性が飾ったり、ファッショナブルに装ったお婆さんがインスタグラムに度々登場したり。ファッション界と歩調を合わせ、年配の人々にエールを送るようなキャンペーンをつくりたかった」。

(文:ブリタニー・キーファー 翻訳・編集:水野龍哉)

提供:
Campaign UK

関連する記事

併せて読みたい

3 日前

グループエム、世界の広告費予測を下方修正

グループエム(GroupM)によると、実体経済と広告費の乖離が拡大しており、2022年の広告費見通しは「予想されているほど悪くない」という

3 日前

Z世代がブランドに求める3つのこと

Z世代の関心を惹きたいブランドに、当のZ世代は何を期待しているのか。デブリーズ・グローバル(DeVries Global)のシンガポール支社でコンサルタントを務めるゴードン・チュア氏が、Z世代の視点について語った。

3 日前

ゲレティ・アワード 日本審査員が語る広告界の今

女性の視点を反映した世界的規模の広告賞「ゲレティ・アワード 」。日本で審査員を務めた面々が、業界におけるジェンダー平等、女性がより共感できるストーリーの必要性などを語り合った。

3 日前

世界マーケティング短信:カンヌライオンズ、3年ぶりに現地開催

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。