Staff Reporters
2021年11月02日

クリエイションストーリーズ:ポカリスエットと電通の「ファンタスティックジャーニー」

コロナ後の時代の若年層に向け、ブランドメッセージをどのように活性化させるか −− 大塚製薬と電通が作り出したのは、ファンタジーを彷彿させる素晴らしいテレビCMだった。制作の舞台裏に迫る。

クリエイションストーリーズ:ポカリスエットと電通の「ファンタスティックジャーニー」

日本国内にとどまらず、アジアでも広く名を知られる大塚製薬の健康飲料「ポカリスエット」。ブランドのさらなる成長を達成するには、どのような新しい方向性を見出すべきか。その課題を解決するために製薬大手が手を組んだのは日本最大のエージェンシー電通だった。 

今回の「クリエイションストーリーズ」で明らかになるのは、大塚製薬が電通に寄せる絶大な信頼だ。新たなキャンペーンでは「団体」から「個」にテーマを変換し、コロナ禍で自信を失いつつある若いターゲットオーディエンスにファインド・ユア・オウン・ウェイ(自分の進む道を見つけよう)」と訴えかける。

制作されたテレビCMは細部にまで最大限の配慮が施された精巧なもので、クライアントの期待を大きく上回る結果に。ブランドメッセージも的確に伝わり、極めて特徴的かつ印象深い作品に仕上がっている

以下の動画で司会を務めるのはリチャード・ブリーズデイル。通訳はCampaign Japanの水野龍哉。

登場いただくのは; 

  • 大塚製薬 ニュートラシューティカルズ事業部 宣伝部課長

上野隆信氏

  • 電通 チーフクリエイティブオフィサー(取材当時

古川裕也氏

  • 電通 クリエイティブプランナー

保持壮太郎氏

では、そのテレビCM制作の舞台裏をご紹介する

「クリエイションストーリーズ」について

アジアで展開する素晴らしいキャンペーンのインサイトとエピソードをご紹介する、Campaign Asia-Pacificのクリエイションストーリーズ。時代の先端を行くブランドとパートナーであるエージェンシーが、広告・キャンペーン制作でどのようにコラボレーションを行ったかを解き明かす企画だ。

ブリーフで課せられた目標はどのように達成したのか。あるいは、クリエイティブインスピレーションをどのように具現化したのか。この動画シリーズでは優れたブランドマーケティングの舞台裏に光を当てる。

ポドキャストでも配信するこのシリーズの司会役は、リチャード・ブリーズデイル。アジア太平洋地域の広告界に長く関わり、現在はタイパン・パートナーシップ(The Taipan Partnership)社のディレクター兼共同経営者を務める。これまでにシンガポールのシークレット・リトル・エージェンシーのマネージングディレクター、英コンサルティング会社オブザーバトリー・インターナショナルのマネージングパートナーなどを歴任した。

クリエイションストーリーズに関するご意見・ご感想は[email protected]まで。

注:今回は2カ国語でやり取りが行われたため、ポドキャストでの配信はありません。

(文:Campaign Asia-Pacific編集部 翻訳・編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

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