Tatsuya Mizuno
2021年6月01日

AKQA東京、新ゼネラルマネージャーに原氏

これまで3年間、日本と中国のゼネラルマネージャーを務めてきたサム・スターリング氏は昨年末、同社APAC(アジア太平洋地域)チーフストラテジーオフィサーに就任した。

原秀明氏
原秀明氏

AKQAは6月1日付で、東京オフィスのゼネラルマネージャーに原秀明氏が就任したことを発表した。日本と中国における経営陣再編の一環。

原氏は2013年、コミュニティーマネージャーとして東京オフィスに入社。近年はクライアントパートナーとして同社を牽引した。担当したクライアントはナイキ、グーグル、伊藤忠商事など。クリオ、D&AD、スパイクスアジア、One Showといった主要広告賞の獲得にも貢献した。

「AKQAでの8年間は私にとって特筆すべきものでした」と原氏。「弊社は世界でも有数の革新的ブランドと仕事をさせていただいています。ビジネスとは常に変化するもの。信頼されるパートナーであり続けるためには、常に先手を打っていかねばなりません。東京スタジオの素晴らしいチーム、そしてクライアントとともに革新的なアプローチを続けていくことに、大きな高揚感を覚えています」

同社APACマネージングパートナーのブライアン・ベラ氏はこのように語る。「彼の人柄は素晴らしく、AKQAの価値観を体現しています。どのような状況でも成長を心がけ、スタッフからの信頼も厚い。日本市場も熟知しており、今回の就任は自然な流れでした。成長著しい東京スタジオの次のチャプターを、彼とそのチームがどのように形づくっていくのか、とても楽しみにしています」

原氏は今後、ベラ氏の直属となる。

(文:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan
タグ

関連する記事

併せて読みたい

7 時間前

世界マーケティング短信:IPG、統合に先立ち3200人を削減

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

23 時間前

データから見る、『国宝』現象

映画『国宝』の勢いが止まらない。興行収入は170億円に迫り、原作小説の売上げも累計200万部を突破。この一大ブームから、広告主は何を学べるのか。データの視点から検証する。

4 日前

儲かる副業を探すならば「アドフラウド」を選ぶだろう

アドフラウドは、今や違法薬物取引に匹敵する世界規模の犯罪でありながら、そのように扱われることはほとんどない。他の分野では決して許容できないような損失を、広告業界はなぜ容認しているのか。

2025年11月07日

世界マーケティング短信:仏政府、シーインの通販を一時停止

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。