Ryoko Tasaki
2021年3月19日

おしゃれな店舗が問題提起する、現代版の奴隷制度

ポップアップストアに並べられている商品のパッケージに記されているのは、搾取されてきた被害者のストーリーだ。

豪シドニーの街中に突如として現れたポップアップストア「ヒューマンマート」は、一見すると美しく包装された食品店のよう。だがパッケージに書かれているのは、過酷な人生を強いられた70名の名前と、彼らのストーリー、「人間は売買されるべきではない」という文言など。店舗入り口には「非倫理的に調達された」とある。

パッケージ裏のデータによると、豪州では今も約15,000人が弱い立場に置かれ、何らかの搾取をされており、その内訳は強制結婚(30%)、人身売買(23%)、強制労働(17%)など。

この店舗は、強制労働や人身取引など現代版の奴隷制度に反対する団体「Anti-Slavery Australia」がこの問題の認知度を高めるため出店したもの。制作はコーヒー、ココア、ガンパウダー(Coffee Cocoa Gunpowder)とザ・グルー・ソサエティ(The Glue Society)。

(文:田崎亮子)

提供:
Campaign Japan

併せて読みたい

1 日前

エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2022 日本 / 韓国:アクセンチュア ソングとUMが躍動

「クリエイティブエージェンシー・オブ・ザ・イヤー(日本)」金賞に輝いたのはビーコンコミュニケーションズ。TBWAも日韓両国で好結果を残したが、最も多く金賞を獲得したのはアクセンチュアソングとUMだった。

2022年12月02日

エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2022 日本/韓国:結果発表

Campaign Asia-Pacificが主催する2022年「エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」の、日本および韓国の結果が発表された。

2022年12月02日

世界マーケティング短信:カタール、広告禁止でロンドン投資を見直し

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

2022年12月01日

世界のマーケターが日本のアニメに注目する理由

日本アニメの数十億ドル規模の活況は、ネットフリックス、アマゾン「プライムビデオ」、ディズニー、ソニー・ピクチャーズにとって注目の的だ。そろそろブランドも目を向けてもいい頃だろう。