Staff Reporters
2020年2月20日

社内で仕事に集中できるのは、「最大2時間」

社内にいると様々なことで仕事に専念できないのは日常茶飯事。在宅勤務やテレワークが生産性を高めるのは確かなようだ。

社内で仕事に集中できるのは、「最大2時間」

エージェンシーに勤務する人々にとって、仕事のスケジュール管理は常に頭痛の種だ。実際、スケジューリングのアプリ「フロート(Float)」が行った世界規模の調査で、多くのエージェンシー社員が「1日のうち、続けて仕事に集中できるのはせいぜい2時間」と答えた。この傾向はフレキシブルワークを導入していない、規模の大きな企業で強かった。

調査は世界102社のエージェンシーに勤務する社員を対象に行われた。企業の内訳はブランド・広告・マーケティング関連が44%、デジタルプロダクトデザインやウェブ開発が31%、戦略コンサルティングやITサービスが25%。

「1日のうち続けて仕事に集中できるのは何時間か」との問いに対し、「2時間以下」と答えた者は全体の59%。「4時間」が27%、「6時間以上」が14%だった。

つまり、約3分の2は勤務時間の4分の1以下しか仕事に集中できていないことになる。この傾向は50人以上の社員を抱える企業で強く、その割合は60%以上だった。逆に社員が30人以下の企業では、ほぼ同じ割合が「少なくとも4時間は仕事に集中できる」と答えた。

また、「リモートワーク(会社以外の場所で仕事を行う勤務形態)は許可されているか」との問いに対し、「一定の日数は可能」と答えた者が82%。「常にリモートワークができる」と答えた者は9%、「全くできない」と答えた者も9%だった。

一定日数のリモートワークを導入しているエージェンシーは5分の4(82%)。「4時間以上仕事に専念できる」と答えた者のほとんど(84%)がそうした企業に勤務していた。

調査結果は、5分の1が過重労働を強いられていると感じているものの、残りの大多数は仕事と私生活、社会・家庭生活とが両立していることも示した。仕事上の課題に不満はあるものの、「自分の役割と職場環境に満足している」と答えた者は82%だった。

最大の課題は仕事のスケジュール調整で、4分の3が「少なくとも月に一度は余分なプロジェクトを担当させられる」と答えた。これに対し、企業トップの過半数(62%)は社員のスケジューリングをプロジェクトマネジメントの最大の課題に挙げた。

現代におけるコミュニケーションツールはより積極的に採用されており、半数以上(51%)の企業がスラック(Slack)を利用。電子メールを主要なツールとしているのは31%で、その多くは中規模以上の企業か、社員が10人以下の小さな企業だった。

(文:Campaign Asia-Pacific編集部 翻訳・編集:水野龍哉)

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