Faaez Samadi
2018年2月02日

ウーバーとキヤノン、東南アジアのキャンペーンで協働

街の知られざる魅力を、ウーバーのデータとキヤノンのカメラを使って発掘するキャンペーンが始動した。

ウーバーとキヤノン、東南アジアのキャンペーンで協働

東南アジアの有名な街にも、まだ知られていない魅力が数多く眠っている。それを掘り起こすキャンペーンを、ウーバーとキヤノンが開始した。

「#HiddenCities」と呼ばれるこのキャンペーンは5つの都市(シンガポール、クアラルンプール、マニラ、ジャカルタ、ホーチミン)の、これまであまり注目されてこなかった場所にフォーカスするもの。場所の選定は、ウーバーの降車場所や、その後のリサーチを経て決定された。



その後はキヤノンの協力を得て、気鋭の写真家が同社のカメラでこれらの場所を撮影。目を引く作品の数々は、特設サイトで見ることができる。

「地域ごとのインフルエンサーと協働することで、ウーバーはデータ分析と文化的背景から得た知見を活用し、街の躍動感を伝えていくことができます」と、同社でアジア太平洋地域のブランドと戦略を担当するディレクター、イーシャン・ポンナデュライ氏は語る。

キヤノンシンガポールのシニアディレクターである林Naohiko氏は、「それぞれの街のユニークな特徴を描き出したこのキャンペーンによって、秘宝ともいうべき魅力を広く知らしめることにつながるのでは」と話す。

(文:ファイーズ・サマディ 翻訳・編集:田崎亮子)

関連する記事

併せて読みたい

1 日前

世界マーケティング短信: GroupM、「WPPメディア」に改称へ

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

3 日前

データは振り返りでなく、戦略やアイデアを生み出すためのもの

あらゆるチャネルでROIを証明しなければならないという圧力が高まる中、データをキャンペーン終了時の振り返りでなく、もっと上流の開発段階に活用すべきだと、ゴリンのグローバルデータ&アナリティクス部門を率いるジョニー・ベントウッド氏は語る。

3 日前

ブランドは、「インサイト力」強化を

アドビ社の調査で、ブランドの大半が「自社は質の高いインサイトを得る能力が低い」と回答。クリエイティビティー停滞の要因にもなっていると指摘する。

2025年5月02日

ブルーライトはゲーマー共通の敵 ヴァセリン

ゲームの中では、スキン(コスチューム)をいくつも購入できる。だがどんなに腕の良いプレーヤーであっても、自身のスキン(肌)に代わるものはない