エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2023 日本/韓国：アクセンチュアソングとTBWAが健闘

Campaign主催の「エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2023 日本/韓国」が発表され、「クリエイティブエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本）」ではTBWA HAKUHODOが金賞に輝いた。同社は「ベストカルチャー・オブ・ザ・イヤー(日本/韓国)」「タレントデベロップメントプログラム（人材開発）・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」でも金賞を獲得した。 

賞全体を通して最も健闘が光ったのはアクセンチュアソングだ。獲得した金賞は占めて5つ。昨年に続いて「デジタルエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本）」と「コンサルタンシー・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」、さらに今年は「データアナリティクスエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」「インテグレーテッド（統合的）マーケティンングエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」「Eコマース・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」でも受賞した（昨年はこれら3つの部門で銀賞）。 

「クリエイティブエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（韓国）」の金賞に輝いたのはオグルヴィ。銀賞はチェイル、銅賞はTBWAだった。チェイルとオグルヴィは他部門でも多数の賞を獲得。「デジタルエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（韓国）」ではTBWAが銀賞、チェイルが銅賞だった。 

メディア部門では昨年3つの金賞を獲得したUMが「デジタルエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（韓国）」で銀賞を獲得。「メディアエージェンシー・オブ・ザ・イヤー」でも、日韓それぞれで銀賞を獲得した。 

PR部門では唯一、ウェーバー・シャンドウィックが「PRエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本）」の金賞を獲得。韓国では金賞の該当者はなく、KPR＆アソシエイツが銀賞を獲得した。 

他の金賞受賞者

• チェイルは「ブランドエクスペリエンスエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」「コンテンツマーケティングエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」で金賞。 
• IPGヘルス・ジャパンは「スペシャリストエージェンシー・オブ・ザ・イヤー（日本/韓国）」で金賞。2018年から毎年、この部門で金賞を獲得してきたマッキャンヘルスの連続受賞を阻んだ。 

個人賞

日韓における個人・チームのカテゴリーではTBWA HAKUHODOが5つの賞を獲得。「エージェンシーヘッド・オブ・ザ・イヤー」に代表取締役兼社長の今井明彦氏、「アカウントパーソン・オブ・ザ・イヤー」に橋本優氏、「クリエイティブリーダー・オブ・ザ・イヤー」にチーフクリエイティブオフィサーの細田高広氏が選ばれ、さらには「ヤングクリエイティブパーソン・オブ・ザ・イヤー」と「チャネル/エンゲージメントプランナー・オブ・ザ・イヤー」も受賞した。 

アクセンチュアソングはインダストリーチームが「ニュービジネスデベロップメント（新規事業開発）・パーソン/チーム・オブ・ザ・イヤー」を、姉妹会社のDroga5（ドロガファイブ）が「ストラテジック/ブランドプランナー・オブ・ザ・イヤー」（川田貴和氏）を受賞。65dBは「ヤングアチーバー・オブ・ザ・イヤー」（足立沙希氏）を受賞した。 

（文：マシュー・キーガン　翻訳・編集：水野龍哉） 

TBWA Hakuhodo