David Blecken
2018年10月03日

電通、スポーツ分野のスタートアップを世界規模で支援

急速に成長するスポーツ市場。電通は「Sports Tech Tokyo」を介し、イノベーティブなスタートアップに資金面やビジネス面でのサポートを行っていく。

東京・新国立競技場の建設現場 (写真提供:Shutterstock)
東京・新国立競技場の建設現場 (写真提供:Shutterstock)

電通は米投資会社「スクラムベンチャーズ(Scrum Ventures)」とともに、スポーツ関連のスタートアップの成長を国内外で後押ししていく。

2社は共同で、世界中のスタートアップを対象としたプログラム「Sports Tech Tokyo」を来年、日米2カ国で開催。応募締め切りは1月7日。


電通によれば、この取り組みは「企業にオープンイノベーションの場を提供する」もの。選ばれたスタートアップは1年間のプログラムでメンタリングなどの支援を受け、「スポーツアドバイザリーボード」を介してプロのスポーツ選手や専門家とのネットワーキングの機会を得る。

電通が募集するのはスポーツ分野のイノベーションに興味を持ち、パートナーとしてプログラムに参加できる企業。同社は更に、日本政府がスポーツ産業の市場規模を2025年までに15.2兆円(2015年は5.5兆円)までに拡大する方針であることを付記している。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

3 日前

世界マーケティング短信:オムニコムの新体制が明らかに

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

2025年12月02日

人員削減はビジネス上の理由 リストラから迅速に再出発するには?

人員削減がクリエイティブ業界の構造を変えつつある中、人員整理は今やビジネスにおける現実となった。2026年に向けて再出発し、新たなポジションを見つけ、採用されるための実践的なロードマップを、採用ディレクターのディーン・コネリー氏が紹介する。

2025年11月28日

アサヒGHDへのランサムウェア攻撃 最大190万件の個人情報が流出か

アサヒはシステム障害への対応に注力するため、通期決算発表を遅らせると発表した。

2025年11月28日

世界マーケティング短信:オムニコムのIPG買収が完了

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。