Matthew Miller
2018年11月16日

電通、国内外で収益増

だが、調整後営業利益は減少。その要因に労働改革と海外での基盤整備への投資を挙げる。

電通、国内外で収益増

電通グループが2018年1〜9月期の連結決算を発表、収益は増加したが、調整後営業利益は減少した。また、電通イージス・ネットワーク(DAN)のCEOをティム・アンドレー氏がジェリー・ブルマン氏から引き継ぐことも発表した。

具体的に見ると、前年同期比で売上総利益は8%増(為替影響排除ベース)、オーガニック成長は4.4%。国内では4.1%増で、その要因にデジタル関連サービスや子会社の増収、受注案件の増加を挙げている。その一方、DAN(海外)の売上総利益は10.8%増(為替影響排除ベース)で、オーガニック成長率は4.6%だった。

国内の売上総利益は2727億円で、DANは3960億円。

それにひきかえ、調整後営業利益は前年同期比で4.0%減(為替影響排除ベース)。国内で1.4%減、海外で10.5%減だった。国内の減少の要因は計画的な労働環境改革費用、海外は世界規模での企業基盤整備への投資としている。

調整後営業利益は国内が615億円、DANが280億円。

これは8月に公表した修正通期連結業績予想に「ほぼ沿った進捗」としている。この中で連結最終利益を795億円、売上総利益を9550億円と予想。対前年比で連結最終利益は24.6%減、売上総利益は8.8%増となる。

山本敏博・電通CEOはプレスリリースの中で、電通グループは「2018年度第3四半期、(第2四半期と比較して)5.4%のオーガニック成長率を達成した」とコメント。「DANのオーガニック成長率は5四半期連続の改善で7.0%、国内は2.7%でした」。DANの成長は力強く、「第3四半期では9月が最も伸びを示した」とも。

更に、「我々のトップ20市場のうち8市場で2桁のオーガニック成長率を達成し、幅広く堅調な成長を遂げている」とも語っている。

(文:文:マシュー・ミラー 翻訳・編集:水野龍哉)

関連する記事

併せて読みたい

1 日前

世界マーケティング短信:激しさを増す駆け引き

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

2 日前

ミレニアル世代と祖父母をつなぐ、「マゴ写レター」

「普段なかなか会えないおじいちゃんやおばあちゃんに、スマホから写真付き往復はがきを送ろう」 −− 日本郵便が、敬老の日に因んだ新しいコミュニケーションサービスを開始した。

3 日前

LGBTQIA+が見た日本社会

海外から日本に赴任したLGBTQIA+の人々は、日々どのような体験をし、どのような思いを抱いているのか。あるテクノロジー企業で働く米国人エグゼクティブが、カミングアウトの経験や文化・宗教的相違点などを語る。

2020年9月18日

世界マーケティング短信:資本としてのクリエイティビティー

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。