Ryoko Tasaki
2020年2月26日

電通、汐留本社5000人を在宅勤務に

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、汐留に拠点を置く2社が26日から在宅勤務に切り替える。

(Shutterstock)
(Shutterstock)

電通の社員(50代)1名が新型コロナウイルスに感染し、汐留の電通本社ビルに勤務する全従業員(約5,000人)が2月26日から在宅勤務に切り替えることが発表された。濃厚接触者は4名とみられる。

同社は、在宅勤務に切り替えた理由について「社会やお取引様に安心して弊社サービスをご提供させていただくための環境づくり」と、プレスリリース内で表明。自体が収まるまでの間、基本的にはリモートワークで業務を進めるが、「緊急を要する業務に関しては、体調不調者でない者に限り、取引先における本事案の運用ルールに則り、双方合意の上で、取引先オフィス等での打ち合わせ・制作業務・プレゼンテーションなどを引き続き実施」していくという。在宅勤務への切り替えはビル単位で運用していく。関西支社や中部支社のオフィスは、まだ対象にはなっていない。

同じく汐留に本社を置く資生堂も8,000人(国内全従業員の約3割)を対象に、26日から在宅勤務に切り替える。同社社員からは感染者がまだ確認されていないが、感染防止のため実施を決めたとのこと。なお、工場や店頭で勤務する社員は、今回は対象外だという。

(文:田崎亮子)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

1 日前

世界マーケティング短信:グーグルがCookie廃止方針を撤回

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

3 日前

リテールメディアネットワークが、アジア太平洋地域で人気を集めている理由

小売や流通の企業が、リテールメディアネットワーク(RMN)を続々と立ち上げている。アジア太平洋地域におけるRMNの機会や懸念、有効性を探る。

3 日前

ほとんどの大企業が「グリーンハッシング」をしていることが判明

FTSE100のうち63%がESGの進捗状況を控えめに開示し、積極的なコミュニケーションを展開していないことが、調査で明らかになった。

3 日前

日本に注目する、世界のスポーツ市場

アスリートたちの世界的活躍、安定性・持続可能性の高い投資環境……今、世界のスポーツ市場が日本に熱視線を送る。