David Blecken
2018年3月01日

日本のユーザーはアプリを継続的に使うと判明

継続率の向上と、ゲーム系アプリにおける不正行為の蔓延が大きな課題だと、Adjustのレポートが提起する。

日本のユーザーはアプリを継続的に使うと判明

アプリ計測プラットフォームを提供するAdjust(本拠地:ベルリン)が2月27日に発表したレポート「モバイル・ベンチマーク2018」によると、日本は主要な市場の中で、アプリを継続して使い続けるユーザーが最も多いのだという。

このレポートでは8つの市場(中国、日本、ロシア、米国、英国、フランス、ドイツ、トルコ)において、継続率、ユーザーごとのセッション数やイベント数を分析。昨年は200万に及ぶアプリがリリースされた。継続率の向上はアプリ開発者にとって永遠の課題だが、2016年には上昇している。
ユーザーがアプリをインストールした翌日の継続率は、日本、米国、ロシアで30%。30日後には、米国とロシアでは15%まで落ち込んだが、日本では17%であった。

これらの市場と比べて、継続率が目立って低いのは中国だ。インストールから7日後も継続してアプリを使うユーザーはわずか7%で、30日後には5%にまで落ち込む。この原因として同社は、中国ではWeChat(微信)が圧倒的な支持を集めていることや、他のアプリの品質にばらつきがあることから、アプリの乗り換えが起こりにくいのではないかと推測している。

また、アプリのセッション数(ユーザーが実際にアプリを使用している時間)に注目すると、日本のユーザーは他市場のユーザーとは対照的な動きを見せる。中国、米国、ロシアではセッション数は日を追うごとに増えていく。これはエンゲージメントの弱いユーザーが離脱していくからだろうというのが同社の見方だ。だが日本ではユーザー数もセッション数も減っていき、インストール翌日は平均2.57だったセッション数は30日後には2.44まで落ち込む。

一番高いセッション数を誇るのはユーティリティ系アプリで、ゲーム系、エンターテインメント系、ショッピング系、ビジネス系、旅行系が後に続く。また、不正行為にあたるとして同社が却下したアプリの中で最も多いのはゲーム系アプリで、全体の35%を占める。ゲーム系アプリがマーケティングに予算をかけるのは、これら不正行為を行う組織や、個人に向けたものだろうと同社は見ている。なお、不正アプリが多く発見されるのはアンドロイド(66%)で、iOS(34%)の倍近い。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:田崎亮子)

提供:
Campaign Japan

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