David Blecken
2019年1月08日

PARTYとdot by dotが合併

新たに発足したクリエイティブカンパニー「Whatever」。組織の枠を打ち破り、国際舞台での活動を目指す。

富永勇亮氏。
富永勇亮氏。

日米や台湾で存在感を発揮してきた独立系エージェンシー、PARTY。そのニューヨークと台北のオフィス、そして日本の制作会社dot by dotが合併し、Whateverという新しい組織がスタートした。

PARTYの共同設立者である川村真司氏がCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)に、dot by dotの共同設立者である富永勇亮氏と小山智彦氏(Saqoosha)がそれぞれCEOとCTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)に就任する。

川村真司氏。
 
小山智彦氏。

同社の声明によると、目標とするのは「世界規模でのクリエイティブコミューンの構築」。正社員とクライアント、そしてフリーランサーの能力を最大限引き出し、結びつける“Co-creator制度”を導入する。拠点はこれまでの東京、ニューヨーク、台北に加え、ベルリンにも置く予定だ。

声明では以下のようなメッセージも。「わたしたちはクリエイティブエージェンシーであり、デジタルプロダクションであり、デザインスタジオであり、ブランドコンサルティングファームであり、イノベーションファームであり、メディアアーティストチームであり、呼ばれ方は別に、なんでもいいんです」。

「組織にこだわらない。カタチにこだわらない。形式にこだわらない。よいものをつくることにだけ、徹底的にこだわる。そんな仲間たちを集めています」

2011年に設立されたPARTYは、世界的にも評価の高い独立系エージェンシーとして成長を遂げた。ヒエラルキーを極力排し、広告代理店というより広義のクリエイティブテクノロジー企業というのがふさわしいだろう。規模の小さな日本のクリエイティブエージェンシーはほとんど海外へ進出しないことから、同社は設立時より「インターナショナル」な事業展開を目標としてきた。

dot by dotも同様に定義しにくい会社だが、デジタル制作やテクノロジーを駆使したデザイン、コンテンツサービスの提供が基本。日本では高い注目を浴びるが、海外での知名度は低い。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:水野龍哉)

提供:
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