David Blecken
2017年10月19日

F1日本グランプリ、スポンサーの勝者は

シンガポールやマレーシアとは対照的に、日本では比較的地味なブランドがソーシャルメディア上で最もシェアされた。

写真:AFP
写真:AFP

メディアモニタリング / インテリジェンス専門のメルトウォーター社がCampaignのために行った調査によると、今年のF1日本グランプリ(GP)で最も話題となったスポンサーはDHLだった。

メルトウォーターは大会が始まる1日前の10月4日から終了する9日にかけて、日本のソーシャルメディア上で話題に出た同GPに関わるブランドをモニタリング。同じ調査は直近のシンガポールGP、マレーシアGPでも行われた。対象となったプラットフォームはフェイスブックやツイッター、ユーチューブ、ブログ、そしてオンラインフォーラムなど。

それによると日本で最も名前があがったブランドはDHLで、全体の63%。シンガポールではシンガポール航空が85%、マレーシアでは石油・ガス大手ペトロナスが88%で、これらトップスポンサーの数字は下回った。

日本ではDHLに次いでローレックスが10%、エミレーツ航空9%、ブリヂストンとハイネケン8%、タタとUBS1%という結果。車に関してはマクラーレンとメルセデス、フェラーリがそれぞれ27%で、トップを分け合った。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

5 時間前

世界マーケティング短信:電通G、海外事業は「あらゆる選択肢を含め検討」

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

22 時間前

社内改革をマッキンゼーに託した、WPP

WPPが外部に変革を委ねた −− そんな声も上がる中、「この10年で最も賢明な策かもしれない」と筆者は説く。

1 日前

ゾーラン・マムダニ氏の選挙キャンペーン、デザインの力を証明

どの政党も同じようなイメージを持たれるようになると、デザインは差別化のための数少ない手段となる。

2025年11月14日

世界マーケティング短信:IPG、統合に先立ち3200人を削減

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。