Ryoko Tasaki
2017年10月24日

アジアのユーチューバーが独自の視点で紹介する、日本の魅力

夜間ヘリコプター遊覧、相撲、グランピングといった、普通の観光ではなかなかできない体験に、人気のユーチューバーたちが、さらなる彩りを添えた。

全日本空輸(ANA)は、訪日観光客を誘致するキャンペーン「ジャーニー・バイ・デザイン」を展開した。対象としたのはアジア太平洋地域内でコアとなる、韓国、香港、台湾、インドネシア、フィリピンの5地域。

この企画では、多大なる影響力を持つユーチューバーを5つの地域からそれぞれ招待。日本ならではの体験を、独自の視点で撮影してもらい、動画や写真をユーチューブやインスタグラムで公開した。一行はまず都内でヘリコプター遊覧飛行に歓喜の声を上げ、宿泊先のホテルではデザインやテクノロジーへの驚きを隠さない。翌日以降は茶道や相撲などを体験した後、(主にANA国内線で)全国各地へと向かい、自然や伝統、グルメなどを堪能した。

企画・制作はオンライン動画を手掛けるブレイブバイソン(本社:ロンドン)。2016年にはトルコ航空のインフルエンサーキャンペーン「フォーチュントラベラー」も手掛けている。

Campaignの視点:
日本での素晴らしい体験を、ユーチューバー5名がそれぞれの視点でまとめた動画は、見どころ満載で見事。それぞれに多くの固定ファンがついているため、影響力も期待できる。

インフルエンサーを起用した観光誘致は、さまざまな航空会社や観光局などが既に実施しており、膨大な数の観光プロモーション動画の中で埋没しかねない。今回のANAの企画は、素晴らしい作品へと昇華できるユーチューバーを厳選したことと、目が肥えている彼らを魅了するような体験を提供できたことが、コンテンツの質を高める結果へとつながった。

(文:田崎亮子)

提供:
Campaign Japan

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