Thomas Moore
2018年5月09日

ソレル元CEO、「再出発したい」との意向を明らかに

ニューヨークで開催されたカンファレンスに火曜日、マーティン・ソレル氏(WPP元CEO)が登壇。より明確なビジョンを抱いて再出発したい、と展望を語った。

マーティン・ソレル氏
マーティン・ソレル氏

世界最大のマーケティングサービス持ち株会社の経営から退いたソレル氏だが、これが彼のキャリアの終止符ではない。

ニューヨーク市で開催されたカンファレンス「Techonomy NYC 18」に登壇した同氏は、引退するつもりはなく、心機一転やり直す考えであると語った。

デイビッド・カークパトリック氏(テコノミー創業者兼CEO)に今後の予定を聞かれたソレル氏は、「希望退職も定年退職もしませんよ」と発言。「再出発したいと考えています」

詳細な内容についてカークパトリック氏が聞き出そうとしたものの、ソレル氏は「いや、これ以上はもう言いません」と、何も明かさなかった。

だが、テクノロジー企業やメディア、経済、トランプ米大統領に関する質問に回答する中で、今後の展望についてほのめかした。

WPP辞任について触れたのは、講演の終盤のこと。従来型の広告ビジネスの未来について、来場者から質問され、これに同氏が回答した。

「WPPを離れてから、(従来型の広告ビジネスの)どの領域において成長が見込めるか、そしてどこに課題があるのか、より明確になりました」とソレル氏。「従来型の広告ビジネスが、再構築を果たせないとは思いません。可能なはずですし、可能になっていくのだと思います。持ち株会社の経営者たちは愚かではないので、皆このことをよく理解しています」

ソレル氏は、「個人的な不正行為」と会社資産の使用に関する調査をWPP取締役会が開始後、4月14日に辞任。両者とも、調査や申し立てについて詳細を公表していない。

(文:トーマス・ムーア 翻訳・編集:田崎亮子)

提供:
Campaign UK

関連する記事

併せて読みたい

Premium
パーソナライゼーションへと歩み出す、日本の柔軟剤メーカー
Premium
19 時間前

パーソナライゼーションへと歩み出す、日本の柔軟剤メーカー

ケーススタディ:ライオンが、アロマオイル配合の柔軟剤のプロモーションで、香りをパーソナライズ。個々人に合わせた、世界に一つだけの商品づくりも視野に入れる。

Premium
AI、レクサス広告を作る
Premium
20 時間前

AI、レクサス広告を作る

ストーリーを作ったのはAI(人工知能) −− 「世界初」とも言える広告をレクサスが発表した。

Premium
理想のまちづくりを、シムシティで議論
Premium
4 日前

理想のまちづくりを、シムシティで議論

これまでもユニークな取り組みで話題になってきた小林市が、今度は市長公認のバーチャル組織を設立。ゲームを通して、リアルなまちづくりを高校生たちと議論していく。

Premium
電通、国内外で収益増
Premium
4 日前

電通、国内外で収益増

だが、調整後営業利益は減少。その要因に労働改革と海外での基盤整備への投資を挙げる。