David Blecken
2016年11月28日

ドミノ・ピザ、トナカイによるデリバリーを計画

厳しい寒さと降雪の中でもピザを配達するために、トナカイを起用 - 奇想天外なアイデアの実現に向けて、北海道でトレーニングが続けられている。

ドミノ・ピザ、トナカイによるデリバリーを計画

この冬、例年以上の厳しい寒さが予想される北海道。ドミノ・ピザジャパンの「降雪デリバリー対策室」は、何とトナカイによるピザのデリバリーを計画していることを発表した。同社はユーチューブにトナカイのトレーニングの様子を投稿している(残念ながら、トナカイはあまり乗り気ではないようだ。 動画にはトナカイが逃げ出そうとしたり、デリバリー用のボックスを振り落としたりするシーンが収められている)。

ドミノ・ピザのプレスリリースによれば、12月からトナカイによるデリバリーを実施する計画で、現在は飼育員のもとで安全面・運用面の最終調整が進められているという。

サービスそのものをブランディングに生かそうとする、このドミノ・ピザのアプローチ。クリスマスシーズンに合わせたトナカイの起用は、ローテクながら斬新であることは間違いない。同社は今月はじめ、ニュージーランド・オークランド近郊で初のドローンによるデリバリー を実現させている。

日本で「カワイイ」は、成功を呼び込む要素にほかならない。トナカイは明らかに話題作りのための仕掛けだが、ブランド展開に季節感を持たせる意味では効果を発揮するだろう。ちなみに、一風変わったデリバリースキームを考案したのはドミノ・ピザが最初ではない。2015年には日本発の宅配ピザチェーン「ピザーラ」が日産自動車とタイアップ。吹雪の雪山で、日産SUV「エクストレイル」を使ったデリバリーを行った。

ピザが原形をとどめて配達され、かつ、トナカイが仕事に対する不満をこちらにぶつけてこないのならば、このデリバリーを試してみてもいいだろう。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳:鎌田文子 編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

3 日前

海外プロダクションによる日本風アニメCM、映画祭で公開

シドニーで3月3日まで開催された日本映画祭で、ユニリーバのアイスクリームブランド「マグナム」が2本のアニメCMを公開した。

3 日前

世界マーケティング短信:広告の効率とプライバシー

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

3 日前

コロナ禍よる景気後退の中、消費財大手のマーケティング投資は増加

ユニリーバ、クラフト・ハインツ、モンデリーズ、RB、P&G、ディアジオは、2020年、いずれもマーケティング投資を増加させた。

3 日前

広告で動物を保護する意義とは:ライオンズシェア基金

Spikes Asia X Campaign:サステナビリティのための基金を立ち上げた人物は語る。動物は世界の広告の20%で使われている一方で危機に瀕してもいるとして、ブランドが責任を果たし動物の未来を守ることを望んでいると。