David Blecken
2018年2月01日

ピュブリシス・ワンのクリエイティブ責任者が退任

12年間同社に在籍したジョン・キング氏が退職したことが分かった。

ピュブリシス・ワンのクリエイティブ責任者が退任

ピュブリシス・ワンでエグゼクティブクリエイティブディレクター(ECD)を務めていたジョン・キング氏が退任した。同氏はビーコンコミュニケーションズで11年間、最近ではピュブリシス・ワンで日本市場全体のクリエイティブを統率していた。

同氏の退職理由、並びに今後の動向については明らかになっていない。ピュブリシス・ワンは後任のチーフクリエイティブオフィサーとしてエリック・ロサ氏を任命。シンガポールのマレンロウでECDを務めていた同氏は、4月9日付で入社する。

リオデジャネイロ出身のブラジル人であるロサ氏は、インターパブリック・グループに4年間在籍。ユニリーバの歯磨き粉ブランド「クローズアップ(Closeup)」の世界市場におけるクリエイティブワークを担った。ブラジルのジェイ・ウォルター・トンプソン(JWT)やポルトガルのレオ・バーネットでも勤務経験がある。

同氏はピュブリシス・ワンでサーチアンドサーチ、ビーコン、PRコンサルティング会社MSLグループという3つのエージェンシーのクリエイティブを指揮していく。声明で、「ピュブリシスはより大きなクリエイティブのキャンバスを提示してくれた」と語った。

ピュブリシス・ワンはピュブリシス・グループ傘下のエージェンシーを統合する形で2016年に設立された。アジア太平洋地域は、先月東京からシンガポールに異動となったニコラス・メナ氏が率いている。東京オフィスはフロリアン・トリポリノ氏がメナ氏を引き継ぎ、昨年1月から指揮をとっている。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

9 時間前

電通データ漏えい 150人超の元社員らが法的措置を検討

英国で起きた電通の大規模なデータ漏えい事件を巡り、元社員たちの間で不満が高まっている。中には「退職から10年以上経過しているのに、なぜまだ自分のデータを保持していたのか」と不信を抱く人もいる。

9 時間前

未来を拓くのは、好奇心旺盛な人材

AIが主導するこの時代において、影響を最も受けやすいのは中間層だ。しかし真の境界線は若手とベテランの間ではなく、進化する者とそうでない者の間にある。

1 日前

アクセンチュア ソングとTBWA HAKUHODO、エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2025(日本/韓国...

Campaign Asia-Pacific主催の「エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2025(日本/韓国)」で、アクセンチュア ソングとTBWA HAKUHODOが複数部門の賞を獲得した。

2 日前

エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2025 日本/韓国:結果発表

Campaign Asia-Pacific主催「エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2025 日本/韓国」の、受賞者/受賞企業が発表された。