David Blecken
2017年10月10日

楽天とNBAがパートナーシップ契約を締結

Eコマース大手が、北米バスケットボールリーグの試合を国内で独占的に放映・配信していくことに。

楽天の創業者で、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏
楽天の創業者で、代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏

楽天は、米プロバスケットボールリーグ(NBA)の独占的な放映・配信パートナー、グローバルにおけるマーケティングパートナーとなったことを発表した。

このパートナーシップにより、国内の楽天会員はNBAの試合を、会員限定のサービス「NBA LEAGUE PASS」で視聴することができるようになる。NBA LEAGUE PASSはNBAの公式サイト「NBA.com」や公式アプリ「NBA App」、動画配信サービス「Rakuten TV」から、会員IDを使って申し込む。また、一週間で9試合を視聴できるパッケージサービスも、Rakuten TVで提供していく。

NBAのコミッショナー、アダム・シルバー氏は声明の中で、「楽天は世界でも最も革新的な企業のひとつであり、NBAにとって理想的なパートナー」と述べている。楽天は9月にもゴールデンステート・ウォリアーズ(NBAのチーム)とのユニフォーム・パートナー契約を締結している。

また今回のマーケティングパートナーシップにより、楽天は「楽天市場」や国外のEコマースサイトで、NBAの公式グッズを販売する他、メッセージプラットフォーム「Rakuten Viber」でも、NBAのコンテンツを届けていく。

NBAは日本において約30年にわたり活動してきた。また楽天は、スペインのサッカークラブ「FCバルセロナ」とパートナー契約をしている。

(文:デイビッド・ブレッケン 翻訳・編集:田崎亮子)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

1 時間前

カンヌライオンズ、AI、そして信頼性

AIの不正使用を理由としたカンヌライオンズ史上初のグランプリ受賞取り消しは、非常に重要な転機となった。だがこれはAI時代のマーケティングにおける大転換の序章に過ぎないのだろうか?

2025年7月04日

世界マーケティング短信:カンヌのグランプリ受賞が取り消しに

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

2025年7月03日

「日本のユーモアを再び」 カンヌライオンズ・フィ ルム部門総括

今年のカンヌライオンズで注目されたのは、ユーモア だ。だが、欠けていたのは「日本的ユーモア」だという。マッキャンAPAC(アジア太平洋地域)のCCOで、フィルム部門の審査員を務めたヴァレリー・マドン氏が 語る。

2025年7月02日

「クリエイティビティーはニューヨーク、ロンドン、東京だけに限られたものではない」モンゴル初のカンヌライオ...

世界クラスのアイデアは、マディソン街だけでなくモンゴルの移動式住居からも生まれる可能性がある――。カンヌライオンズの審査員としてモンゴルから初めて選ばれたエンフバヤスガラン・トゥンガラグ氏が、このことに改めて気付かせてくれる。