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トランプ大統領、「ある企業」の救済をSNSで示唆
トランプ大統領の就任後に売却期限が3回延長され、新たな期限が迫っていたティックトック(TikTok)の米国事業だが、合意に向けた枠組みが整ったとベッセント米財務長官が明らかにした。売却計画の最終確認のため、今週中にトランプ大統領と習近平国家主席が電話会談するという。
トランプ大統領はSNSで「米国の若者が救済を望んでいた『ある企業』についても合意に達した。彼らはとても喜ぶだろう」と投稿。また、売却期限を12月中旬まで延期する大統領令に署名した。
アマゾンとネットフリックス、広告事業で提携
アマゾン(Amazon)とネットフリックス(Netflix)が、広告事業で提携した。アマゾンの広告配信プラットフォーム「Amazon DSP」を通じて、ネットフリックスの広告在庫を買い付けられるようになる。米国、英国、豪州、日本など12の市場で、第4四半期までに提供を開始する予定。
ネットフリックスの広告担当プレジデント、エイミー・ラインハルト氏は「アマゾンとの提携によって、広告主がマーケティング目標の達成のため柔軟な広告を出稿できるよう選択肢を提供するという、当社のコミットメントに合致します」とコメント。「Amazon DSPを統合し、今後さらに高度な機能を実現していくことで、世界中にいるネットフリックスの熱心な視聴者とのエンゲージメントをこれまで以上に容易にしていきます」。
Amazon Adsのシニアバイスプレジデント、ポール・コスタ氏は「動画広告のプランニングや買い付けを広告主がAmazon Adsで一元管理できるようシンプルにし、不確実な推測をなくすことが私たちの目標です」と語る。
モンクスの日本担当マネージングディレクターに落合由紀子氏
S4キャピタル傘下のモンクス(Monks)の日本担当マネージングディレクターに落合由紀子氏が就任した。日本市場における同社の事業拡大を牽引していく。落合氏はフジテレビやビーコン・コミュニケーションズを経て、2011年からグレイグループ。2018年から昨年6月まで、日本法人であるグレイワールドワイドの代表取締役社長兼CEOを務めた。
落合氏は「モンクスはクリエイティビティ、データ、デジタルメディア、そして特にAIを活用したテクノロジーを独自に融合させており、このダイナミックな市場においてブランドやマーケターに新たな機会をもたらすでしょう。クライアントとの強固なパートナーシップを築き、イノベーションの新たな章を開くことを楽しみにしています」とコメント。
同社のアジア太平洋地域担当エグゼクティブバイスプレジデントであるケニー・グリフィス氏は、このように語る。「日本は先進的かつ革新的で、豊かな文化を有する、世界で最も刺激的な市場です。私たちが成長を続け、クライアントに革新的なサービスを提供していく上で、落合氏のリーダーシップとビジョンは極めて重要です。落合氏のリーダーシップのもと、日本での成長とイノベーションの次なるフェーズを加速させてまいります」。
デュオリンゴ、日本のキャラクターと相撲大会で対戦
語学学習アプリ「デュオリンゴ(Duolingo)」のフクロウのマスコット「デュオ」が日本ブランドの人気キャラクターと戦う相撲大会が、今月初めに都内で開催された。
参戦したのはソニック(セガ)、ざっくぅ(ジェイコム)、Ponta(ロイヤリティマーケティング)など8体。プレスリリースによると、続く猛暑でやる気や集中力が奪われがちな時期だからこそ、遊び心のあるイベントを通じて語学学習に前向きに取り組むきっかけを届けたいとのこと。会場には100名を超える観覧者が参加し、開会式では学習連続日数トップ3のユーザーの表彰も行われた。
デュオリンゴで日本担当ソーシャルメディア・マネージャーを務める山根文麗氏は「これは私たちが日本で実施したソーシャルキャンペーンの中で最も挑戦的で、象徴的なものにする必要があることは明らかでした」と語る。「相撲もマスコット文化も日本で深く愛されており、ここにデュオを参戦させたらどのようなカオスが巻き起こるか、試してみました」。
企画を担当したウルトラスーパーニュー(UltraSuperNew)のクリエイティブディレクター、アンドレス・アギュラー氏はこのように語る。「マスコットにとって、日本はまさにトップレベル。競争は苛烈で、可愛さのレベルはずば抜けており、ファン層も熱狂的です。そこで、デュオの人気を勝ち取らせるため、鍛え上げた上半身、少しの張り手、そしてたくさんの四股を駆使したのです」。
(文:田崎亮子)