David Blecken
2017年5月17日

電通、「野球」「デジタル」で業績拡大

電通イージス・ネットワークの売上総利益の約6割がデジタルサービス – 電通が2017年12月期第1四半期連結決算を発表した。

電通、「野球」「デジタル」で業績拡大

同社の発表によれば、第1四半期における売上総利益のオーガニック成長率は3.9%で、前年同期比の17.7%増。収益は2298億1300万円(前年同期の1995億4200万円から15.2%増)、売上総利益が2172億6100万円(同1869億9000万円から16.2%増)だった。

国内事業では3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)とデジタルマーケティングサービスが業績に貢献し、売上総利益のオーガニック成長率は4.7%増。電通イージス・ネットワークでは同3.1%増となった。

電通イージスの売上総利益のうち56.9%を占めたのはデジタルサービスで、前年同期比の9.1%増。電通によれば「マークル(Merkle)」社などの買収がこの伸びに大きな役割を果たしたという。

アジア太平洋地域における電通イージスの売上総利益オーガニック成長率は4.5%。台湾、インド、インドネシア、シンガポール、豪州などが「好調に推移」(電通ニュースリリースより)し、中国も「勢いが増しつつある」。米州は同0.6%で、アルゼンチンやコロンビアが「成長を牽引」したが、ブラジルは「不確実な市場状況」が続く。欧州、中東及びアフリカは同5.8%で、EU離脱の影響が懸念された英国は「プラス成長を維持」した。

電通は引き続き、企業買収で電通イージスの事業を推し進めていく方針だ。第1四半期はスリランカのクリエイティブエージェンシー「グラント・グループ(Grant Group)」の株式過半数を取得し、同国に拠点を設立。更にインドネシアの独立系総合広告会社「ドゥイ・サプター・グループ(Dwi Sapta Group)」、デジタルトランスフォーメーションを専門とするスイスの「ブルーインフィニティ(blue-infinity)」も傘下に収めている。

(文:デイビッド・ブレッケン 編集:水野龍哉)

提供:
Campaign Japan

関連する記事

併せて読みたい

17 時間前

現代メディアの謎:メディア細分化時代にマスへリーチする意義とは

マスリーチの実現は、以前より困難になったものの誤った考えではない。これを適切に遂行するために、より高度な戦略と優秀なストラテジストが必要になった。

17 時間前

「グローバル・アライアンス・フォー・レスポンシブル・メディア」、プラットフォームにおける「有害コンテンツ...

この発表は、このアライアンスが大手ブランド主導のもとにソーシャルメディア上の誤情報やヘイトスピーチへの取り組みにおいて最初の重要な一歩を踏み出したことを示している。

17 時間前

キネッソジャパン新社長に、野澤ニコラス氏

インターパブリック・グループ(IPG)のメディア・マーケティング・テクノロジーユニット「キネッソ(Kinesso)」社の新たな代表取締役社長に、野澤ニコラス氏が就任した。

20 時間前

Haymarket Media Asia とCyber Communicationsコンテンツパートナシ...

本契約により、HaymarketとCCIは、Campaignブランドの世界的なポジショニングやプラットフォーム、コンテンツ等を通して、日本の広告業界およびマーケティングコミュニティに貢献していきます。