Staff Reporters
2019年8月21日

AnyMindとサニーサイドアップ、新会社を設立

インフルエンサーマーケティングとクリエイターサポートに特化した新会社「AnyUp」が設立。中田英寿氏監修のSNSチャンネルも開設される。

AnyUpは中田英寿氏と共に、日本の魅力をユーチューブとインスタグラムで伝えていく(写真:Shutterstock)
AnyUpは中田英寿氏と共に、日本の魅力をユーチューブとインスタグラムで伝えていく(写真:Shutterstock)

AnyMind Group(本拠地:シンガポール)が、PRやアスリートマネジメントなどを手掛けるサニーサイドアップ(本拠地:渋谷区)と新会社「AnyUp」を設立した。

AnyMindによると、このたびの新会社設立はCastingAsia(同グループ内)のインフルエンサー・マーケティング・プラットフォームのノウハウやネットワークと、サニーサイドアップのコンテンツ発掘力やPR力を掛け合わせることを意図したものだという。

AnyUpはマーケターに向けて、CastingAsiaのインフルエンサーネットワーク最大限に活用しながら、企業・団体の広報やプロモーションを支援していく。企画立案、インフルエンサー選定、コンテンツ制作、レポート分析などのサービスも提供する。

またクリエイター(タレント、アスリート、コンテンツクリエイターなど)に向けては、ユーチューブのチャンネル開発や運営を支援。コンテンツ撮影・編集、マネタイズ支援、広告主とのマッチングサポートなども行う。

同社はさらに、中田英寿氏(元サッカー日本代表)が監修する公式チャンネル「NIHONMONO by HIDETOSHI NAKATA」を、ユーチューブならびにインスタグラムに開設。これは中田氏が全国47都道府県をめぐる中で発見した日本の魅力を伝えていくもので、同氏監修の公式コンテンツをSNS上で発信するのは初の試みだという。

「現在、YouTubeをはじめとしたネット上での動画コンテンツの影響力は年々増大し、市場も拡大、動画の時代に突入したと言われています」とAnyMind Groupの創業者である十河宏輔CEOは声明内でコメント。「そんな中、タレントやアスリートなどの著名人たちの情報発信についても、影響力の面、そしてビジネス面において、”Blog”から”Vlog”へと移行していっており、今後多くの著名人たちがYouTubeへ参入する事が想定されます。一方でどのように活動開始をすればいいのか分からない、撮影や編集ができない、また広告主側もどのように彼らとコラボレーションをしていけばよいのか分からないといった課題が見受けられます」

(文:Campaign Asia-Pacific、翻訳・編集:田崎亮子)

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