Staff Reporters
2020年4月05日

カンヌライオンズ 2020は中止

カンヌライオンズ事務局は、10月開催予定だったカンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルの中止を発表した。

カンヌライオンズ 2020は中止

カンヌライオンズ が中止になったことにより、広告賞の選考も行われない。次回開催予定は2021年6月21日から25日にかけて。

新型コロナウイルスが世界的に感染拡大するなか、同事務局が仏当局と協議の末、フェスティバルの延期を発表したのはわずか2週間前のこと。「フェスティバルの開催時期にかかわらず、すべてのエントリー作品は年内中に審査を受け、優秀作品に賞が授与される」という3月初旬の発表を受けてのことだった。

3日に改めて発表された声明では、カンヌライオンズのグローバルイベントとしての側面に言及。「世界中の消費者と、我々の顧客であるマーケティングやクリエイティブ、メディア業界の人々に及ぼす新型コロナウイルスの影響がいまだ拡大するなか、顧客が優先すべきことは明らかに変わった。それは人々の安全を守り、消費者に必要不可欠の物品を提供し、企業と社会、経済の保護に注力することです」。

「我々はパートナー、及び顧客と徹底した協議を繰り返した末、この結論に至った。決定は今の世界が直面する前例のない社会的、衛生的、そして経済的困難を反映したものです。イベント開催の是非をめぐる皆さんの不安も払拭したかった」

今週前半、Campaignは多くの大手広告会社が10月のフェスティバルへの参加を見送る方針だと伝えた。

カンヌライオンズのフィリップ・トーマス会長は、以下のように語る。「カンヌライオンズ の礎となってきたのは常にクリエイティビティであり、賞の選考でした。今、クリエイティブ界は異なる課題に直面し、ベンチマークとなるような作品を示すような状況では明らかにない。マーケティング業界もクリエイティブ業界も他の業界同様、混乱の最中にあります。今年のフェステイバルへの様々な憶測を取り除くことで、我々は小さな責任を果たせる。この難局に対する明確な方針を示すため、できる限り早く結論を出したかった。ゆえに今日、発表を行う運びとなったのです」。

すでにエントリーした作品の取り扱いをどうするのか、Campaignは事務局に質問を寄せたが、回答はまだない。

(文: Campaign Asia-Pacific編集部 翻訳・編集:水野龍哉)

関連する記事

併せて読みたい

2021年4月30日

世界マーケティング短信:アート思考とクリエイティビティーを組織知に

今週も世界のマーケティング界から、注目のニュースをお届けする。

2021年4月30日

フェイスブック、クラブハウス対抗機能を実装へ

フェイスブックは、クラブハウスに類似する新機能「Live Audio Rooms」を近く開始し、併せてショートフォーム音声コンテンツ用の共有フォーマットやポッドキャストとの統合機能、音声コンテンツ制作ツールなどを導入することを正式に発表した。

2021年4月30日

Z世代の新しいチャットアプリ「ディスコード」とは

クラブハウスが話題になっているが、ブランドが次に目指すべき場所はディスコードかもしれない。

2021年4月29日

ヒュージ、日興アセットマネジメントと協働

インターパブリック・グループ(IPG)傘下のエクスペリエンスエージェンシー、ヒュージ(Huge)APACが資産運用会社日興アセットマネジメントのデジタルエクスペリエンス(DX)を担っていくことになった。